どうも、青島です。
輸入ビジネスにおいて利益計算を把握しておくことはかなーり大事なことです。
なぜなら、ある程度正確に計算できないと利益商品かどうかわからないからです。
一見、利益が出そう!と思っても、実際に計算してみると全然利益が出ないこともあります。
今でも自分はアナログですが、エクセルに入力して実際に計算しています。
しかし、厳密に送料や関税消費税などを商品ごとに按分して計算する必要はありません。
為替相場も時々刻々と変化していきますし、myusのポンド当たりの送料も重さによって変わります。
大事なことは、「ある程度」実態に近い利益計算ができることです。
人によって、この利益計算の方法は多少異なっている場合が多いです。
ここでは、自分が行っている利益計算の方法を紹介します。
仕入れ経費の計算
まずは、手始めに仕入れ経費を計算しましょう。
仕入れ経費とは、ひとつの商品を購入して、自宅まで転送したときの価格になります。
言い換えると、商品代金(為替レート・海外事務手数料なども考慮して)に国際送料・関税・消費税などを含めた価格です。
計算式は、以下のようになります。
仕入れ経費(円)=商品代金($)×(為替レート+3円)×1.1+商品の重さ(g)
いきなり何計算しだした!?って感じですよね(笑)
実際にわかりやすいように実演してみます。
例えば、$20の商品(100g)を購入して、自宅まで転送したときの価格を計算してみます。
為替レートは、1ドル=137円とします。
仕入れ経費(円)=$20×(137円+3円)×1.1+100(g)=3,180円
となります。
具体的に、各項目について説明していきます。
海外事務手数料
計算式で、為替レートに+3円を足しているのは、クレジットカードの海外事務手数料を加味しているからです。
海外事務手数料とは、各カード発行会社が設定した手数料のことです。
例えば、楽天カードのVISA・MASTERだと、「1.63%」の海外事務手数料がかかります。
またセゾンカードのVISA・MASTERだと、「2.20%」の海外事務手数料がかかります。
大体1.6~2.2%程度なので「3%」と設定しておけば余裕はありそうですね。
その場合は、以下のように計算してもいいかもしれません。
仕入れ経費(円)=$20×137×1.03+100(g)=2,922円
為替レートに+3円を加味する場合よりも、安い金額で算出されました。
自分は+3円を採用していますが、どちらを使用しても問題ありません。
ちなみに、アメリカで商品を購入するときは現地通貨のドルで決済をしましょう!
日本円で決済する場合は、損をする場合が多いです。
関税・消費税
海外から日本へ商品を輸入する場合、輸入品には「関税」と「消費税」が課税されます。
仕入れ経費の計算で、「×1.1」と係数をかけているのは簡易的に関税・消費税の10(%)を商品代金にかけているからです。
厳密に計算していては、時間がいくらあっても足りないので簡易的に商品代金の「×1.1」としています。
国際送料
国際送料(myusから自宅までの送料)は、1g=1円にしています。
商品の重さは、日本のAmazonのページに記載されている重さを採用しています。
最初の頃は、商品の重さをはかりで一個一個はかって実測値を採用していたのですが、Amazonの商品ページの重さと大体同じなのでやめました(笑)
国際送料は、転送するときの重量によって変わってきます。
もちろん、重くなればなるほどg当たりの送料は安くなってきます。
自分は、1g=1円としていますがいつも大容量でmyusから転送をかけている場合は、1g=0.8円とか1g=0.9円とかで計算してもいいかもしれません。
反対に毎回少ない重量で転送している場合は、係数をもっと大きくしたほうがよいでしょう。
myusで転送をすると、転送した時のインボイスが発行されますので、一度どれくらいかかっているのかを確認するのをおすすめします。
利益計算の 方法
ここまでで、商品の仕入れ経費について解説してきました。
次は、実際に商品を輸入したときに、利益が出るのかを確認していきます。
計算方法は、以下のとおりになります。
利益額=商品価格×(1-販売手数料率)-FBA配送手数料-仕入れ経費
またいきなり何を計算しだした!?って感じですよね?(笑)
わかりやすいように実演してみます。
例えば、5,000円の商品・販売手数料10%・FBA配送手数料500円・仕入れ経費3,000円とします。
利益額=5,000×(1-0.1)-500-3,000=1,000(円)
となります。
ちなみに、利益率も計算してみます。
売上高利益率=(1,000÷5,000)×100=20(%)
となります。
具体的に解説していきます。
販売手数料
Amazonで販売して売れると、販売手数料がかかります。
売れた商品の属するカテゴリーごとに変わりますが、大体商品価格の8~15%がかかります。
販売手数料率については、事前にFBA料金シュミレーターなどで把握しておきましょう。
FBA配送手数料
FBA倉庫を利用している場合、Amazonで商品が売れるとAmazonからお客さんの自宅までの配送料もかかります。
商品サイズによって異なります。
こちらもFBA料金シュミレーターで把握しておきましょう。
FBA倉庫までの納品費用
これは、自宅からFBA倉庫までの納品するときの送料ですが、そこまで大きな費用でもないので利益計算には入れていません。
納品費用を安くするコツは、できるだけひとつの箱につめて納品することです。
FBAパートナーキャリア(ヤマト)を使う場合は、重さを25kg以内にしないと送れないので注意しましょう!
エクセルで計算しよう
実際に利益計算は、エクセルで計算しています。
計算式を一度作っておけば、それを下にコピーすれば数字を入れるだけで利益計算ができます。
最初は、計算に慣れるまで時間がかかるかもしれませんがゆっくりでいいのでやってみましょう。
千里の道も一歩からです!
自分は、エクセルで商品リストを作成して、その横で商品ごとに利益計算をしています。
自分なりの利益計算方法を編み出して、よりよい輸入ライフを完成させましょう!